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堅持して心

みんながみんな

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みんながみんな


基本的にアメリカの映画は、愛国心に満ち、USA万歳!で終わります。
モンスターとの戦いにおいても、人間側は常に正義として描かれ、モンスターは徹底した悪です。
そしてその悪を倒すことによって、またUSA!USA!となるわけです。
しかしアメリカ人だからといって California Fitness 教練、みんながみんなこのUSA!を受け入れてるわけじゃないってことです。
「ああん?馬鹿みたいに騒ぎやがって。お前らちょっとは今の在り方に疑問を持たねえのかよ!?何がUSAだこの野郎!国旗を丸めて頭の中にでも詰め込んでんのかよ!」
そういった意見を持つ人は確かにいて、だけど声を大にして言うことは難しいです。
だからゴジラなんです。
日本で生まれた、この善だか悪だか分からないモンスター。でも人間に対しての反逆だけは間違いない。
あの異常なまでの破壊神的な性格、そして行動。またゴジラを支える強烈な怒りと憎しみ。
それに共感を覚える人が、アメリカにもいるんです。
別にテロを起こしたいとか、クーデターを起こしたいとか、そんな物騒な事とは違うんです。
ただ漫然と流されていく世の中、そして疑問を持たずにその流れに乗る人間。
そういうのが堪らなく嫌な人が、ゴジラに羨望の眼差しを送るのです。
自分では出来ない、世の中への反逆 California Fitness 呃人
ゴジラだけが、それをスクリーンの中でやってくれるんです。
だからゴジラはヒーローでもなければ、モンスターでもないんです。
反逆の象徴なんです。
ロックでいうところのパンクに近いかもしれません。
反抗する、反逆する、何でも当然と思って受け入れない。
だけどゴジラの反逆は、いつだって上手くいきません。
最終的には失敗して天妍飄眉、儚く消えていくのです。
未知の毒化合物で、体内に溜まった核物質のメルトダウンで、そして時には自分の熱線で・・・・・。
反逆の心を持ったまま、その思いを遂げることなく消えていく。
それもまた、反逆の精神を持つアメリカの人たちにとって、心を打つことなんだと思います。
決してハッピーエンドにならない。
強く激しく、そして短い時間を駆け抜け、泡のように消えていく・・・・。
ゴジラはどこまでいっても、象徴というモノ以上にはなりえないわけです。例えスクリーンの中においても。
アメリカにおけるゴジラ。
それは反逆の火を燃やし続けながらも、露のように儚い存在なのかもしれません。
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